憂うつや不安感を改善する
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テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
うつ病に効果があると思われる食品成分
チロシン
□うつ病に効果があると思われるチロシンを含む食品
チーズ / タラコ / しらす干し / たけのこ(筍) / 落花生(らっかせい) / 大豆 /
■チロシンの説明
チロシンは脳を覚醒させる神経伝達物質の原料となり、脳や神経の働きを活発にして、記憶力や集中力を高めるといわれています。
チロシンはタンパク質に含まれるアミノ酸の一つで神経物質に効き、脳を活性化させてドーパミンやらノルアドレナリンとやらの神経物質をつくり出すため「やる気」を出させる働きがあると言われています。
チロシンはうつ病、痴ほう症、パーキンソン病の予防と回復に効果があるといわれ、その他細胞の老化を抑えたり、高コレステロール改善の働きも持ちます。
■チロシンの効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
■チロシンが含まれる食品例
チーズ / タラコ / しらす干し / たけのこ(筍) / 落花生(らっかせい) / 大豆 /
■チーズに含まれる健康成分
たんぱく質
□チーズに含まれる成分(たんぱく質)の効果があると思われるもの
免疫力強化 / 筋肉疲労 / 筋肉痛 / 筋肉強化(筋力強化) / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
チロシン
□チーズに含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
トリプトファン
□チーズに含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの
精神安定 / 不眠症 /
乳酸菌
□チーズに含まれる成分(乳酸菌)の効果があると思われるもの
整腸作用 / 食欲増進 / 便秘 / 肝臓病 / 感染症予防 / ガン(癌) / 疲労回復 /
ビタミンA(カロチン)
□チーズに含まれる成分(ビタミンA(カロチン))の効果があると思われるもの
胃 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 視力回復 / 風邪 / 抗酸化作用 / 粘膜の強化 / 免疫力強化 /
ビタミンB12
□チーズに含まれる成分(ビタミンB12)の効果があると思われるもの
ストレス / 精神安定 / 貧血 / 疲労回復 / 不眠症 /
ラクトフェリン
□チーズに含まれる成分(ラクトフェリン)の効果があると思われるもの
C型肝炎 / B型肝炎 / 整腸作用 / 抗菌・殺菌 / 貧血 / 抗酸化作用 /
リジン
□チーズに含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの
肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 /
■タラコに含まれる健康成分
セレン・セレニウム
□タラコに含まれる成分(セレン・セレニウム)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 抗酸化作用 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) /
チロシン
□タラコに含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
トリプトファン
□タラコに含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの
精神安定 / 不眠症 /
ドコサヘキサエン酸(DHA)
□タラコに含まれる成分(ドコサヘキサエン酸(DHA))の効果があると思われるもの
コレステロール抑制 / 精神安定 / 動脈硬化 / 白内障 / 不眠症 / 痴呆症 / 視力回復 / 免疫力強化 / 記憶力向上 / 生活習慣病 /
ナイアシン
□タラコに含まれる成分(ナイアシン)の効果があると思われるもの
肝臓病 / 血行促進 / 精神安定 / 糖尿病 / 脳 / 二日酔い / 不眠症 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 肌荒れ /
ビタミンB1
□タラコに含まれる成分(ビタミンB1)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 免疫力強化 / 不眠症 / 疲労回復 / 肌荒れ / 粘膜の強化 / 肉体疲労 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 精神安定 / ストレス / 血行促進 / 筋肉強化(筋力強化) / 肝臓病 / 脚気 / 肩こり /
ビタミンE
□タラコに含まれる成分(ビタミンE)の効果があると思われるもの
肩こり / 血行促進 / 高血圧 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / ストレス / 精力 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 脳 / 痴呆症 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
■しらす干しに含まれる健康成分
セレン・セレニウム
□しらす干しに含まれる成分(セレン・セレニウム)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 抗酸化作用 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) /
チロシン
□しらす干しに含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
トリプトファン
□しらす干しに含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの
精神安定 / 不眠症 /
ビタミンD
□しらす干しに含まれる成分(ビタミンD)の効果があると思われるもの
骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 骨 / 歯 / 老化(アンチエイジング) /
メチオニン
□しらす干しに含まれる成分(メチオニン)の効果があると思われるもの
アレルギー疾患 / コレステロール抑制 / 肝機能 / 抗酸化作用 / 精神安定 /
リジン
□しらす干しに含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの
肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 /
■たけのこ(筍)の説明
たけのこ(筍)は便秘などに
たけのこ(筍)は、春四月ごろにモウソウチク(孟宗竹)から生じ、黒斑点のある皮に覆われています。もともとたけのこ(筍)は、中国の揚子江以南を原産とし、台湾を経て18世紀初めに琉球に伝わり、さらに島津藩に伝えられて、19世紀には各地に竹やぶが生まれたといわれます。その他、マダケ・ハチクもたけのこ(筍)を生じます。
たけのこ(筍)のように早く成長するものには、遊離アミノ酸のチロシンャアスパラギン、還元糖などが多量に含まれているため、特有のうま味もあり、旬の食物として喜ばれています。たけのこ(筍)にビタミンやミネラルはごくわずかです。ただしたけのこ(筍)食物繊維を含むので、煮食したり、筍飯などにして食べると、便秘やダイエットに役立ちます。
■たけのこ(筍)に含まれる健康成分
カリウム
□たけのこ(筍)に含まれる成分(カリウム)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 痴呆症 / ストレス / 精神安定 / 便秘 / 利尿作用 / 糖尿病 / 高血圧 /
チロシン
□たけのこ(筍)に含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
マンガン
□たけのこ(筍)に含まれる成分(マンガン)の効果があると思われるもの
肝機能 / 糖尿病 / 骨 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) /
■落花生(らっかせい)の説明
落花生(らっかせい)はスタミナ食品、血が止まりにくい人に
落花生(らっかせい)の原産地はブラジルです。落花生(らっかせい)はコロンブスの時代に西アフリカなどに広まり、17世紀末には長崎に渡来したようです。
落花生(らっかせい)はたんぱく質と脂質が多く、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC、カルシウム、ナトリウム、リンも含まれます。落花生(らっかせい)はスタミナ食としてよく、ビタミンEも豊富ですが食べ過ぎると肥満を招きます。
また、炒った落花生(らっかせい)を食べ過ぎるとのぼせて鼻血を出すことがあります。茹でた落花生(らっかせい)ならのぼせることはありません。
鼻血が止まりににくい人、少しの傷でも出血しやすい人は落花生(らっかせい)を一握り食べると効きます。糖尿病には、柔らかく茹でた落花生(らっかせい)がよく、母乳が薄い人、冷え症、低血圧の人は、落花生(らっかせい)の皮と芯をとり豚足といっしょに炒め煮して食べると良いとされます。
■落花生(らっかせい)に含まれる健康成分
アルギニン
□落花生(らっかせい)に含まれる成分(アルギニン)の効果があると思われるもの
精力 / 老化(アンチエイジング) / 疲労回復 / 肉体疲労 / 生活習慣病 / 筋肉強化(筋力強化) /
オレイン酸
□落花生(らっかせい)に含まれる成分(オレイン酸)の効果があると思われるもの
動脈硬化 / 抗酸化作用 / 高血圧 / コレステロール抑制 / 痴呆症 / 老化(アンチエイジング) / 便秘 / 心臓疾患 /
チロシン
□落花生(らっかせい)に含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
ビタミンB2
□落花生(らっかせい)に含まれる成分(ビタミンB2)の効果があると思われるもの
心筋梗塞 / 美肌 / 肌荒れ / 免疫力強化 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 目疲れ / 肥満 / 肉体疲労 / 粘膜の強化 / 動脈硬化 / 胃腸病 /
ビタミンE
□落花生(らっかせい)に含まれる成分(ビタミンE)の効果があると思われるもの
肩こり / 血行促進 / 高血圧 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / ストレス / 精力 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 脳 / 痴呆症 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
■大豆の説明
大豆(だいず)は栄養保持、解毒、乳汁分泌促進、せき止めなどに
大豆(だいず)は栄養価が高く、「畑の肉」などどいわれています。ことに、大豆(だいず)はたんぱく質含有量が30〜35%と高いのが特徴で、昔から重要なたんぱく質源となってきました。
大豆(だいず)は糖質、脂質も豊富なほか、カルシウム、鉄も多く、ビタミン類もビタミンB1・ビタミンB2、ナイアシンなどを含んでいます。
大豆(だいず)のたんぱく質は含有量が多いだけでなく、必須アミノ酸がほぼ動物性たんぱく質にちかいバランスで含まれている良質なたんぱく質です。いっぽう、大豆(だいず)に含まれる脂質は、体内でコレステロール値を上昇させやすい動物性脂肪と違って、リノール酸を多く含んだ、体によい脂肪油です。このため、中年以後の人には獣肉に代えてというより、獣肉にまさる食品として大豆(だいず)を薦めたいものです。
大豆(だいず)製品には、豆腐、納豆、きな粉、ゆば、油揚げ、がんもどき、豆乳などいろいろあり、みそ、しょうゆもまた、大豆(だいず)からつくられています。
大豆(だいず)の一種である黒豆は、食用にももちろん用いられますが、解毒作用があり、薬用としても、よく使われています。この大豆(だいず)の一種である黒豆は魚介類や獣肉の中毒、漢方薬の附子(ぶし)による副作用などのとき、解毒剤に用います。
大豆(だいず)の一種である黒豆には乳汁分泌を促す作用、鎮咳作用も知られ、母乳の出が悪いとき、咳がとまらない時にそれぞれよく用います。
■大豆に含まれる健康成分
アスパラギン酸
□大豆に含まれる成分(アスパラギン酸)の効果があると思われるもの
疲労回復 /
アルギニン
□大豆に含まれる成分(アルギニン)の効果があると思われるもの
精力 / 老化(アンチエイジング) / 疲労回復 / 肉体疲労 / 生活習慣病 / 筋肉強化(筋力強化) /
イソフラボン
□大豆に含まれる成分(イソフラボン)の効果があると思われるもの
豊胸(バストアップ) / 更年期障害 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 生理不順 / ガン(癌) / 前立腺ガン(前立腺癌) / 乳がん(乳癌) / 子宮ガン(子宮癌) /
オリゴ糖
□大豆に含まれる成分(オリゴ糖)の効果があると思われるもの
コレステロール抑制 / 糖尿病 / 下痢 / 便秘 / 免疫力強化 /
オレイン酸
□大豆に含まれる成分(オレイン酸)の効果があると思われるもの
動脈硬化 / 抗酸化作用 / 高血圧 / コレステロール抑制 / 痴呆症 / 老化(アンチエイジング) / 便秘 / 心臓疾患 /
核酸
□大豆に含まれる成分(核酸)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 生活習慣病 / 老化(アンチエイジング) / 体力強化 / 美肌 /
カリウム
□大豆に含まれる成分(カリウム)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 痴呆症 / ストレス / 精神安定 / 便秘 / 利尿作用 / 糖尿病 / 高血圧 /
コエンザイム Q10
□大豆に含まれる成分(コエンザイム Q10)の効果があると思われるもの
免疫力強化 / 高血圧 / 美肌 / 老化(アンチエイジング) / 肌荒れ / 抗酸化作用 / 心臓疾患 /
サポニン
□大豆に含まれる成分(サポニン)の効果があると思われるもの
去痰 / ガン(癌) / 肝臓病 / 血行促進 / 高血圧 / 抗血栓 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 肥満 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 老化(アンチエイジング) /
セラミド
□大豆に含まれる成分(セラミド)の効果があると思われるもの
美肌 / 肌荒れ / 美白 / アトピー性皮膚炎 / 乾燥肌 /
大豆サポニン
□大豆に含まれる成分(大豆サポニン)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 血行促進 / 高血圧 / 抗血栓 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 肥満 / 老化(アンチエイジング) /
チロシン
□大豆に含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 /
鉄
□大豆に含まれる成分(鉄)の効果があると思われるもの
貧血 / 疲労回復 / 免疫力強化 / 成長促進作用 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
トコフェロール
□大豆に含まれる成分(トコフェロール)の効果があると思われるもの
肩こり / 血行促進 / 高血圧 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / ストレス / 糖尿病 / 動脈硬化 / 脳 / 痴呆症 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
トリプトファン
□大豆に含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの
精神安定 / 不眠症 /
ナイアシン
□大豆に含まれる成分(ナイアシン)の効果があると思われるもの
肝臓病 / 血行促進 / 精神安定 / 糖尿病 / 脳 / 二日酔い / 不眠症 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 肌荒れ /
パントテン酸(ビタミンB5)
□大豆に含まれる成分(パントテン酸(ビタミンB5))の効果があると思われるもの
ストレス / 疲労回復 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
ビオチン
□大豆に含まれる成分(ビオチン)の効果があると思われるもの
毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 肌荒れ / 疲労回復 /
ビタミンB1
□大豆に含まれる成分(ビタミンB1)の効果があると思われるもの
老化(アンチエイジング) / 免疫力強化 / 不眠症 / 疲労回復 / 肌荒れ / 粘膜の強化 / 肉体疲労 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 精神安定 / ストレス / 血行促進 / 筋肉強化(筋力強化) / 肝臓病 / 脚気 / 肩こり /
ビタミンB6
□大豆に含まれる成分(ビタミンB6)の効果があると思われるもの
花粉症 / 抗酸化作用 / 口内炎 / ストレス / 精神安定 / 糖尿病 / 肌荒れ / 貧血 / 免疫力強化 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
フラクトオリゴ糖
□大豆に含まれる成分(フラクトオリゴ糖)の効果があると思われるもの
肥満 / 便秘 / 動脈硬化 / 整腸作用 / 虫歯予防 /
マンガン
□大豆に含まれる成分(マンガン)の効果があると思われるもの
肝機能 / 糖尿病 / 骨 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) /
モリブデン
□大豆に含まれる成分(モリブデン)の効果があると思われるもの
ガン(癌) / 疲労回復 / 貧血 /
葉酸
□大豆に含まれる成分(葉酸)の効果があると思われるもの
血行促進 / 抗血栓 / 動脈硬化 / 貧血 / 口内炎 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) /
リジン
□大豆に含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの
肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 /
テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
うつ病の治療
次にあげる症状が4つ以上がかなり持続的に認められれば「うつ病」が強く疑われます。
| ほとんど1日中気分が落ち込んでいる | |
| 何に対しても興味も喜びも持てない | |
| 食欲がない | |
| 3日以上続く不眠 | |
| 頭の回転が鈍い | |
| 理由もなくいらいらする | |
| 疲れ易く活力が出ない | |
| やる気が起こらない | |
| 些細なことに申し訳ないと悩む | |
| 自分は価値のない劣等な人間と思う | |
| 根気がない | |
| 簡単なことが決断できない | |
| 特に朝方に憂うつ | |
| いつもより2時間早く目覚める | |
| 生きていても仕方がないと思う |
うつ病の治療
「意気消沈うつ病」の治療はまず発作を完全に消失させ予期不安をなくすことです。そして、患者の興味をそそるような刺激を与えることです。薬物としては、マプロチリンのような副作用の比較的軽い抗うつ薬を服用することにより多くは速やかに消失します。
本格的な「うつ病」の治療にまず必要なのは休養です。休養は身体を休めることではなく心を休めることです。すなわち、気を使わないことです。そして、イミプラミンやクロミプラミンといった三環系抗うつ薬で本格的に腰を据えて治療することです。多くのうつ病は3ヶ月以内に軽快に向かいます。
テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
最近のうつ病と新しい抗うつ薬について
最近のうつ病と新しい抗うつ薬について
文化と生活様式の変化とともにうつ病の症状も変わってきている。旧来の、いわゆるメランコリー型うつ病は、他人配慮、八方美人、几帳面、仕事熱心な人に見られ、朝方抑うつ、早朝覚醒、食欲低下、過度の罪業感、時に自殺念慮があるのが特徴であるが、最近の若い人のうつ病はこれとは全く逆である。夕方から夜に悪化し、過食・過眠、激しい疲労感(鉛様麻痺)が特徴で、本来のうつ病は好ましいことがあっても全く気分がよくならないのに、このうつ病は好きなことにはよく活動できるという特徴がある。傍からは、勝手うつ病、お天気うつ病、おうちゃく者、怠け者と考えられてしまう。しかし、これもれっきとした病気で、本人の苦悩は並大抵ではない。われわれはこれを非定型うつ病と呼んでいる。疫学統計的には大うつ病の3割前後といわれているが、都市型うつ病の半数以上はこのタイプであろう。うつ病には励ましは禁忌とされているが、この種のうつ病には適当な激励(叱咤は禁忌)が大変重要である。
最近はうつ病の特効薬としてSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が容易に使用されるが、残念ながら非定型うつ病には奏効しない。そもそも非定型うつ病の概念は、モノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)が特異的に効果を示したうつ病の一群が臨床的に特徴つけられたものである。本邦ではうつ病の適応を持ったMAOI(セレジリンは坑パーキンソン薬)はない。手持ちでこの病気に比較的よく効く薬は抗うつ薬のプロトタイプであるイミプラミンである。これはセロトニンもノルアドレナリンもほぼ同等に再吸収阻害し、その活性を高めるからである。同じ作用のSNRI(セロトニン・ノアルアドレナリン再取阻害薬−ミルナシプラン)はイミプラミンほど非定型うつ病には効果がない。この理由は定かでないが、イミプラミンのもつ副作用の源として嫌われている坑コリン作用が坑うつ効果に重要である可能性が考えられる。ノルアドレナリン・ドパミン再吸収阻害薬であるブプロピオンがこの非定型うつ病に効果を持つことが米国の研究で報じられているが、日本ではまだ治験段階である。現在、ミルタザピンも本邦で治験中である。これは、うつ病で悪さをしていると考えられているセロトニンB2、3受容体を遮断し、ノルアドレナリンの自己受容体アルファ2を阻害してノルアドレナリン産生を高めるマルチレセプター遮断薬である。ミルタザピンは、非定型うつ病の不安・焦燥を鎮めるのに適した薬物であると考えられるが、まだ、臨床的には使用できない。SNRIであるデュロキセチンとベンラファキシンは筆者のクリニックで治験中であるが、非定型うつ病に対する効果は期待できないようである。SNRIの作用を持ちさらにセロトニン2A受容体を遮断するネファゾドンもまだ日本には導入されていない。いずれにしろ、日本に生まれたうつ病患者は不幸である。なんとなれば、日本の抗うつ薬の臨床利用の現状は欧米より10年以上は遅れているからである。終わりに、脳内神経伝達物質と精神作用についての略図を掲げる。
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日本で未発売の抗うつ薬
Bupropion (Wellbutrin)
NDRI (noradrenalin dopamine reuptake inhibitor)
Duloxetine (Cymbalta)
SNRI (dual serotonin noradrenaline reuptake inhibitor)
Mirtazapine (Remeron)
NaSSA (noradrenaline and specific serotonergic agent)
アドレナリン性自己受容体の遮断でアドレナリンの産生を高め、serotoninの放出を促進する。さらに、セロトニン2A、2C、3受容体、ヒスタミンH1受容体を遮断する。
Nefazodone (Serzone)
SARI(セロトニン2受容体遮断、セロトニン・ノルアドレナリン(弱く)再取り込みポンプ阻害)
Venlafaxine (Effexor)
SNRI (dual serotonin noradrenaline reuptake inhibitor)
SNRIの分類
セロトニンの再取り込み作用の強さ
Venlafaxine > Milnaciplan > Duloxetine
ノルアドレナリンの再取り込み作用の強さ
Duloxetine > Milnaciplan > Venlafaxine
テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
うつ病に効果があると思われる食品成分
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| ■うつ病に効果があると思われる食品成分 チロシン □うつ病に効果があると思われるチロシンを含む食品 チーズ / タラコ / しらす干し / たけのこ(筍) / 落花生(らっかせい) / 大豆 / ■チロシンの説明 チロシンは脳を覚醒させる神経伝達物質の原料となり、脳や神経の働きを活発にして、記憶力や集中力を高めるといわれています。 チロシンはタンパク質に含まれるアミノ酸の一つで神経物質に効き、脳を活性化させてドーパミンやらノルアドレナリンとやらの神経物質をつくり出すため「やる気」を出させる働きがあると言われています。 チロシンはうつ病、痴ほう症、パーキンソン病の予防と回復に効果があるといわれ、その他細胞の老化を抑えたり、高コレステロール改善の働きも持ちます。 ■チロシンの効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / ■チロシンが含まれる食品例 チーズ / タラコ / しらす干し / たけのこ(筍) / 落花生(らっかせい) / 大豆 / ■チーズに含まれる健康成分 たんぱく質 □チーズに含まれる成分(たんぱく質)の効果があると思われるもの 免疫力強化 / 筋肉疲労 / 筋肉痛 / 筋肉強化(筋力強化) / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / チロシン □チーズに含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / トリプトファン □チーズに含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの 精神安定 / 不眠症 / 乳酸菌 □チーズに含まれる成分(乳酸菌)の効果があると思われるもの 整腸作用 / 食欲増進 / 便秘 / 肝臓病 / 感染症予防 / ガン(癌) / 疲労回復 / ビタミンA(カロチン) □チーズに含まれる成分(ビタミンA(カロチン))の効果があると思われるもの 胃 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 視力回復 / 風邪 / 抗酸化作用 / 粘膜の強化 / 免疫力強化 / ビタミンB12 □チーズに含まれる成分(ビタミンB12)の効果があると思われるもの ストレス / 精神安定 / 貧血 / 疲労回復 / 不眠症 / ラクトフェリン □チーズに含まれる成分(ラクトフェリン)の効果があると思われるもの C型肝炎 / B型肝炎 / 整腸作用 / 抗菌・殺菌 / 貧血 / 抗酸化作用 / リジン □チーズに含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの 肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 / ■タラコに含まれる健康成分 セレン・セレニウム □タラコに含まれる成分(セレン・セレニウム)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 抗酸化作用 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / チロシン □タラコに含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / トリプトファン □タラコに含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの 精神安定 / 不眠症 / ドコサヘキサエン酸(DHA) □タラコに含まれる成分(ドコサヘキサエン酸(DHA))の効果があると思われるもの コレステロール抑制 / 精神安定 / 動脈硬化 / 白内障 / 不眠症 / 痴呆症 / 視力回復 / 免疫力強化 / 記憶力向上 / 生活習慣病 / ナイアシン □タラコに含まれる成分(ナイアシン)の効果があると思われるもの 肝臓病 / 血行促進 / 精神安定 / 糖尿病 / 脳 / 二日酔い / 不眠症 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 肌荒れ / ビタミンB1 □タラコに含まれる成分(ビタミンB1)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 免疫力強化 / 不眠症 / 疲労回復 / 肌荒れ / 粘膜の強化 / 肉体疲労 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 精神安定 / ストレス / 血行促進 / 筋肉強化(筋力強化) / 肝臓病 / 脚気 / 肩こり / ビタミンE □タラコに含まれる成分(ビタミンE)の効果があると思われるもの 肩こり / 血行促進 / 高血圧 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / ストレス / 精力 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 脳 / 痴呆症 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / ■しらす干しに含まれる健康成分 セレン・セレニウム □しらす干しに含まれる成分(セレン・セレニウム)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 抗酸化作用 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / チロシン □しらす干しに含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / トリプトファン □しらす干しに含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの 精神安定 / 不眠症 / ビタミンD □しらす干しに含まれる成分(ビタミンD)の効果があると思われるもの 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 骨 / 歯 / 老化(アンチエイジング) / メチオニン □しらす干しに含まれる成分(メチオニン)の効果があると思われるもの アレルギー疾患 / コレステロール抑制 / 肝機能 / 抗酸化作用 / 精神安定 / リジン □しらす干しに含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの 肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 / ■たけのこ(筍)の説明 たけのこ(筍)は便秘などに たけのこ(筍)は、春四月ごろにモウソウチク(孟宗竹)から生じ、黒斑点のある皮に覆われています。もともとたけのこ(筍)は、中国の揚子江以南を原産とし、台湾を経て18世紀初めに琉球に伝わり、さらに島津藩に伝えられて、19世紀には各地に竹やぶが生まれたといわれます。その他、マダケ・ハチクもたけのこ(筍)を生じます。 たけのこ(筍)のように早く成長するものには、遊離アミノ酸のチロシンャアスパラギン、還元糖などが多量に含まれているため、特有のうま味もあり、旬の食物として喜ばれています。たけのこ(筍)にビタミンやミネラルはごくわずかです。ただしたけのこ(筍)食物繊維を含むので、煮食したり、筍飯などにして食べると、便秘やダイエットに役立ちます。 ■たけのこ(筍)に含まれる健康成分 カリウム □たけのこ(筍)に含まれる成分(カリウム)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 痴呆症 / ストレス / 精神安定 / 便秘 / 利尿作用 / 糖尿病 / 高血圧 / チロシン □たけのこ(筍)に含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / マンガン □たけのこ(筍)に含まれる成分(マンガン)の効果があると思われるもの 肝機能 / 糖尿病 / 骨 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / ■落花生(らっかせい)の説明 落花生(らっかせい)はスタミナ食品、血が止まりにくい人に 落花生(らっかせい)の原産地はブラジルです。落花生(らっかせい)はコロンブスの時代に西アフリカなどに広まり、17世紀末には長崎に渡来したようです。 落花生(らっかせい)はたんぱく質と脂質が多く、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC、カルシウム、ナトリウム、リンも含まれます。落花生(らっかせい)はスタミナ食としてよく、ビタミンEも豊富ですが食べ過ぎると肥満を招きます。 また、炒った落花生(らっかせい)を食べ過ぎるとのぼせて鼻血を出すことがあります。茹でた落花生(らっかせい)ならのぼせることはありません。 鼻血が止まりににくい人、少しの傷でも出血しやすい人は落花生(らっかせい)を一握り食べると効きます。糖尿病には、柔らかく茹でた落花生(らっかせい)がよく、母乳が薄い人、冷え症、低血圧の人は、落花生(らっかせい)の皮と芯をとり豚足といっしょに炒め煮して食べると良いとされます。 ■落花生(らっかせい)に含まれる健康成分 アルギニン □落花生(らっかせい)に含まれる成分(アルギニン)の効果があると思われるもの 精力 / 老化(アンチエイジング) / 疲労回復 / 肉体疲労 / 生活習慣病 / 筋肉強化(筋力強化) / オレイン酸 □落花生(らっかせい)に含まれる成分(オレイン酸)の効果があると思われるもの 動脈硬化 / 抗酸化作用 / 高血圧 / コレステロール抑制 / 痴呆症 / 老化(アンチエイジング) / 便秘 / 心臓疾患 / チロシン □落花生(らっかせい)に含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / ビタミンB2 □落花生(らっかせい)に含まれる成分(ビタミンB2)の効果があると思われるもの 心筋梗塞 / 美肌 / 肌荒れ / 免疫力強化 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 目疲れ / 肥満 / 肉体疲労 / 粘膜の強化 / 動脈硬化 / 胃腸病 / ビタミンE □落花生(らっかせい)に含まれる成分(ビタミンE)の効果があると思われるもの 肩こり / 血行促進 / 高血圧 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / ストレス / 精力 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 脳 / 痴呆症 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / ■大豆の説明 大豆(だいず)は栄養保持、解毒、乳汁分泌促進、せき止めなどに 大豆(だいず)は栄養価が高く、「畑の肉」などどいわれています。ことに、大豆(だいず)はたんぱく質含有量が30〜35%と高いのが特徴で、昔から重要なたんぱく質源となってきました。 大豆(だいず)は糖質、脂質も豊富なほか、カルシウム、鉄も多く、ビタミン類もビタミンB1・ビタミンB2、ナイアシンなどを含んでいます。 大豆(だいず)のたんぱく質は含有量が多いだけでなく、必須アミノ酸がほぼ動物性たんぱく質にちかいバランスで含まれている良質なたんぱく質です。いっぽう、大豆(だいず)に含まれる脂質は、体内でコレステロール値を上昇させやすい動物性脂肪と違って、リノール酸を多く含んだ、体によい脂肪油です。このため、中年以後の人には獣肉に代えてというより、獣肉にまさる食品として大豆(だいず)を薦めたいものです。 大豆(だいず)製品には、豆腐、納豆、きな粉、ゆば、油揚げ、がんもどき、豆乳などいろいろあり、みそ、しょうゆもまた、大豆(だいず)からつくられています。 大豆(だいず)の一種である黒豆は、食用にももちろん用いられますが、解毒作用があり、薬用としても、よく使われています。この大豆(だいず)の一種である黒豆は魚介類や獣肉の中毒、漢方薬の附子(ぶし)による副作用などのとき、解毒剤に用います。 大豆(だいず)の一種である黒豆には乳汁分泌を促す作用、鎮咳作用も知られ、母乳の出が悪いとき、咳がとまらない時にそれぞれよく用います。 ■大豆に含まれる健康成分 アスパラギン酸 □大豆に含まれる成分(アスパラギン酸)の効果があると思われるもの 疲労回復 / アルギニン □大豆に含まれる成分(アルギニン)の効果があると思われるもの 精力 / 老化(アンチエイジング) / 疲労回復 / 肉体疲労 / 生活習慣病 / 筋肉強化(筋力強化) / イソフラボン □大豆に含まれる成分(イソフラボン)の効果があると思われるもの 豊胸(バストアップ) / 更年期障害 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 生理不順 / ガン(癌) / 前立腺ガン(前立腺癌) / 乳がん(乳癌) / 子宮ガン(子宮癌) / オリゴ糖 □大豆に含まれる成分(オリゴ糖)の効果があると思われるもの コレステロール抑制 / 糖尿病 / 下痢 / 便秘 / 免疫力強化 / オレイン酸 □大豆に含まれる成分(オレイン酸)の効果があると思われるもの 動脈硬化 / 抗酸化作用 / 高血圧 / コレステロール抑制 / 痴呆症 / 老化(アンチエイジング) / 便秘 / 心臓疾患 / 核酸 □大豆に含まれる成分(核酸)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 生活習慣病 / 老化(アンチエイジング) / 体力強化 / 美肌 / カリウム □大豆に含まれる成分(カリウム)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 痴呆症 / ストレス / 精神安定 / 便秘 / 利尿作用 / 糖尿病 / 高血圧 / コエンザイム Q10 □大豆に含まれる成分(コエンザイム Q10)の効果があると思われるもの 免疫力強化 / 高血圧 / 美肌 / 老化(アンチエイジング) / 肌荒れ / 抗酸化作用 / 心臓疾患 / サポニン □大豆に含まれる成分(サポニン)の効果があると思われるもの 去痰 / ガン(癌) / 肝臓病 / 血行促進 / 高血圧 / 抗血栓 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 肥満 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 老化(アンチエイジング) / セラミド □大豆に含まれる成分(セラミド)の効果があると思われるもの 美肌 / 肌荒れ / 美白 / アトピー性皮膚炎 / 乾燥肌 / 大豆サポニン □大豆に含まれる成分(大豆サポニン)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 血行促進 / 高血圧 / 抗血栓 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / 動脈硬化 / 肥満 / 老化(アンチエイジング) / チロシン □大豆に含まれる成分(チロシン)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 痴呆症 / うつ病 / 鉄 □大豆に含まれる成分(鉄)の効果があると思われるもの 貧血 / 疲労回復 / 免疫力強化 / 成長促進作用 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / トコフェロール □大豆に含まれる成分(トコフェロール)の効果があると思われるもの 肩こり / 血行促進 / 高血圧 / 抗酸化作用 / コレステロール抑制 / ストレス / 糖尿病 / 動脈硬化 / 脳 / 痴呆症 / 免疫力強化 / 老化(アンチエイジング) / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / トリプトファン □大豆に含まれる成分(トリプトファン)の効果があると思われるもの 精神安定 / 不眠症 / ナイアシン □大豆に含まれる成分(ナイアシン)の効果があると思われるもの 肝臓病 / 血行促進 / 精神安定 / 糖尿病 / 脳 / 二日酔い / 不眠症 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 肌荒れ / パントテン酸(ビタミンB5) □大豆に含まれる成分(パントテン酸(ビタミンB5))の効果があると思われるもの ストレス / 疲労回復 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / ビオチン □大豆に含まれる成分(ビオチン)の効果があると思われるもの 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 肌荒れ / 疲労回復 / ビタミンB1 □大豆に含まれる成分(ビタミンB1)の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 免疫力強化 / 不眠症 / 疲労回復 / 肌荒れ / 粘膜の強化 / 肉体疲労 / 糖尿病 / 動脈硬化 / 精神安定 / ストレス / 血行促進 / 筋肉強化(筋力強化) / 肝臓病 / 脚気 / 肩こり / ビタミンB6 □大豆に含まれる成分(ビタミンB6)の効果があると思われるもの 花粉症 / 抗酸化作用 / 口内炎 / ストレス / 精神安定 / 糖尿病 / 肌荒れ / 貧血 / 免疫力強化 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / フラクトオリゴ糖 □大豆に含まれる成分(フラクトオリゴ糖)の効果があると思われるもの 肥満 / 便秘 / 動脈硬化 / 整腸作用 / 虫歯予防 / マンガン □大豆に含まれる成分(マンガン)の効果があると思われるもの 肝機能 / 糖尿病 / 骨 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / モリブデン □大豆に含まれる成分(モリブデン)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 疲労回復 / 貧血 / 葉酸 □大豆に含まれる成分(葉酸)の効果があると思われるもの 血行促進 / 抗血栓 / 動脈硬化 / 貧血 / 口内炎 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / リジン □大豆に含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの 肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 / |
テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
気分障害(躁うつ病)
| ◆ | 気分障害(躁うつ病) |
この病気は、かつて躁うつ病と呼ばれていました。気分がうつと躁の間を循環しやすいことからつけられた名称です。躁うつ病は三大精神病の1つとして理解され、また内因性精神病として統合失調症(精神分裂病)と並び称されていました。ところが、精神機能全般が障害されるというよりも、おもに感情や気分が障害されるのであり、精神病とするにはあたらないという議論が出てきました。それにしたがって、名称も変わり、アメリカでは感情病、国際分類では気分障害となりました。
実際、軽い気分障害の場合は医療の手にかかることがなかったり、一般診療科で治療を受けることが多いこともわかってきました。それとともに気分障害の1つであるうつ病に対する一般の理解も進み、多くの人が気軽に治療を受けるようになってきました。このように軽症なものもありますが、なかには精神病と呼べる重症な場合もあり、気分障害は広い概念で理解される必要があります。
精神機能のなかで感情が、独特なしかたで障害される病気です。統合失調症(精神分裂病)と同様に、神経シナプスにおける伝達の異常が症状と関係すると考えられています。気分障害には、うつだけをくり返す単極型うつ病(アメリカでは大うつ病。わが国では単にうつ病と呼ばれることが多い)と、うつ病と躁病の両方が出てくる双極型気分障害(同じく双極性障害)があり、前者は後者の3〜4倍多くみられます。発病は10代以降で、20代と中年期の2つの山があります。
罹病危険率(一生の間に発病する確率)は、うつ病(単極型うつ病)の場合女性で約20%、男性でその半分程度です。双極型気分障害の場合は一桁少ない数値です。受診科は精神科のみではありません。総合病院内科の6%程度が気分障害をもった患者という報告もあります。アメリカでは、よく出会う10の疾患の1つに数えられているくらいです。
→高齢者の病気>老年期うつ病
| 原 因 |
病気になりやすい素因と環境がからみあって発病すると考えられています。
素因には遺伝的な要因も関係しています。単極型うつ病の場合、家族内の発生の割合は統合失調症(精神分裂病)とほぼ同様で、第一度親族の発病率は10〜20%程度です。双極型気分障害では、これよりもやや高い発病率です。いずれにしても遺伝病ではありません。
脳の中の神経伝達機構に問題があると考えられています。セロトニンやノルアドレナリンなどモノアミン系の神経伝達物質のはたらきの低下が考えられています。
環境面では、病気になりやすい性格をもっている人がストレスにであって発病すると考えられます。その性格は、几帳面、責任感が強い、徹底性、良心的などが特徴です。執着気質といいます。
ストレスとしては、男性の場合は職場に関すること(昇進、転勤など)、女性の場合は家庭や家族に関すること(引っ越し、子どもとの別離など)が多いようです。張り切って生活したり、喪失の体験をしたりといったことが発病につながる傾向があります。
| 症 状 |
感情面の症状
さびしい、落ち込む、絶望的だ、なんの希望もない、本来楽しいはずなのにそんな気分になれない、などいろいろな感じかたがあります。これらの感情が一時的なものではなく、長期間(少なくとも2週間以上)続くのが特徴です。
時に将来への希望がなくなり自殺の考えが浮かんだり実行に移したりすることがあります。うつ病は自殺の危険が高い病気です。
思考面の症状
考えが進まない、集中できない、決断力が落ちた、頭がぼけてしまったなどと感じます(思考抑制といいます)。頭のなかが赤信号だらけになったという表現をしたケースがありましたが、まさにそのような感じになります。自分はだめな人間だ、なにをやってもだめだ、と感じたり、後悔や取り越し苦労にさいなまれるようになったりします。
さらに、自分はわるいことをしたので罰を受けなければならないと信じ込んだり(罪業妄想)、将来貧乏になるに違いないと信じ込んだりする(貧困妄想)という特徴があります。
行動面の症状
元気がない、なにもやる気がしない、家事ができない、仕事ができない、趣味への関心もなくなった、などという状態になります(活動性の低下といいます)。また話のテンポが遅く、声も低くて小さくなります。
身体面の症状
睡眠が障害され、早朝覚醒、中途覚醒、熟眠感のなさを経験します。食欲も低下し体重の減少もしばしばです。いっぽうこれらとは逆に、昼間も眠気が強くて寝すぎたり、食欲がありすぎたりすることもあります。このような症状は、日照時間が短い冬期にうつ病をくり返す季節性うつ病で特に顕著にみられます。
体調がわるく、頭痛、肩こり、胸部や腹部の不快感などもよくみられます。またすこしの運動で疲労を感じて、すぐに休みたくなったりします。一般に性欲も低下します。
感情面の症状
快活だ、壮快な感じだ、元気だ、気持ちは晴れわたっている、なんの問題もない、といった気分が基調です。不快な感じはなく、健康感に満ちていると感じるのですが、なかにはいらいらする、むしゃくしゃするといった不快感を自覚することもあります(高揚気分といいます)。
周囲からは怒りっぽいと見えることもあります。このような感情が一時的なものではなく、長期間(少なくとも2週間以上)続くのが特徴です。
思考面の症状
頭のめぐりがよい、いい考えが次々と出てくる、すぐに決断できる、といった自覚があります。また自分は偉い人間だ、なんでもできる、自分に反対するのはばかな人間だと思うようにもなります。さらに、自分は神様だ、英雄だ、といった誇大妄想をもつこともあります。
行動面の症状
行動的になり抑制が欠如します。買い物や投資をしたり、賭け事や遊興に走ったりします。その結果、多額の浪費をしたり借金をしたりしますが、あまり悩まず、すぐに取り返せるという気分でいることが通常です。
飲酒が激しくなる、飲酒運転をしても気にしない、といった気分が大きくなる状態になりがちです。
話のテンポが速くなり、声が大きく高くなります。話が脱線しがちにもなります(活動性の亢進といいます)。自覚的にはスピード感があって、他人の行動や会話が遅くてしかたがないと感じがちです。
身体面の症状
本人の自覚はあまりないのですが、睡眠時間が短くなったり、食欲や性欲が亢進します。体重は減少するのが通常ですが、これは活動が非常に亢進するためです。
| 経 過 |
病気が出現する時期を病相といいます。期間としては、うつ病で3〜6カ月程度、躁病で1〜4カ月程度です。この間は治療により病状は軽くできますが、病相の途中で治療を中止すると再発する傾向があります。また病相が非常に長く続く場合があります。その場合は難治性の気分障害と呼ばれ、全体の10〜20%程度あると見積もられています。
うつ病、躁病ともに再発しやすく、その防止が重要です。再発率は単極型うつ病で50%、双極型気分障害で70%という数字もあります。実際にどれくらい再発するのかはよくわかっておらず、生涯に1回の病気で終わってしまう人もけっこう多いだろうとも思われています。
病相が頻回にくり返し、1年の間に4回以上みられる場合があります。このような場合はラピッドサイクラーと呼ばれます。
| 治 療 |
治療の目標は、第1に病相からの回復で、第2に再発の予防です。症状が軽い場合は薬物療法のみでよいのですが、症状がある程度強かったり、再発がみられたりした場合には薬物療法に加えて心理社会的な治療を加味することが必要になります。
また、うつ病の場合は自殺の防止、躁病の場合は社会的な逸脱行動の防止が重要で、入院の適否も含めて治療の形態を考慮することが重要になります。
気分障害は脳内の神経伝達物質のはたらきが障害されている疾患です。そのことがまず病人当人や家族に理解されることが第1に重要です。特にうつ病はしばしば病気と認識されず、「気持ちが怠けているから」とか「性格がわるいから」といった点に問題が帰着されてしまいがちです。そのために、家族や周囲の人は「がんばって」とか「気をしっかりもって」と励まし、本人の気持ちを追い込んでしまうことがしばしばあります。病気は気持ちの問題からきているのではないという認識をもつところから治療はスタートします。
この点がクリアできれば、休養と服薬の必要性が理解できるようになります。病状に応じて休んだり仕事を軽くしたりといった点に考慮が払われる必要が出てきます。
また症状が服薬によって緩和されることへの理解も大切です。その際、薬の効いてくるタイミングや副作用についての理解が欠かせません。
以上のような一般的な理解のうえに以下に述べるような治療がはじめて成立します。
種類と効果
抗うつ薬には、三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬・選択的セロトニン再取り込み阻害薬などがあります。いずれも、うつ病の症状の抑うつ気分や活動性低下を改善し、不眠・食欲低下などの身体症状にも効果があります。
これらの薬は脳内のシナプス間隙に作用し、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の再取り込みを阻止して間隙におけるこれらの物質の濃度を高めて神経伝達の効率を上げるように作用します。
効果は、早い場合は数日、遅くて数週間であらわれます。1〜2カ月服用しても十分な効果が得られない場合は、ほかの抗うつ薬に変更したり、抗不安薬・気分調整薬・抗精神病薬を付加したりします。
使用期間のめやすは、改善がみられてから1〜2カ月間は同じ量で維持し、以後すこしずつ減量します。抗うつ薬には、以上の病相期の治療とともに、うつ状態の再発を防止する効果もあり、場合によっては、長期にわたって抗うつ薬を使用することもあります。
副作用とその対策
眠かったりだるかったりする、口がかわく、便秘がちになる、尿が出にくい、目がかすむ、立ちくらみがするといった神経系の副作用が出ることがあります。また心伝導系への影響がみられたり、けいれんを誘発したりする場合もあります。副作用症状のなかには、しばらく服薬しているうちに慣れてしまうような場合もあります。
対策としては薬の量を減らす、他薬に変更する、対症療法的に薬物を追加するといったことがあります。症状の軽重にかかわらず医師に報告することが大切です。
種類と効果
炭酸リチウム、バルプロ酸ナトリウム、カルバマゼピンなどがあります。これらは、躁病相の症状である高揚気分や活動性の亢進を抑えます。抑えるといっても急激な鎮静効果ではないので、自覚的には自然におさまってきたという感じで改善します。
効果は数日から数週間であらわれます。十分な効果が得られない場合は、ほかの気分調整薬への変更、抗精神病薬の追加などが試みられます。
使用期間は躁状態がおさまる数カ月をめやすとし、以後再発予防のために継続するかどうかを検討することになります。再発予防の場合は、使用期間は特に限定されません。
気分調整薬は、血中の濃度を測定しながら使用します。濃度が有効な範囲にあれば効果が発揮されますが、それより低いと効果が薄く、また高いと中毒症状が出やすくなるためです。
副作用とその対策
眠気、だるさ、からだのふらつき、手のふるえ、下痢などの症状がみられることがあります。また血中濃度が高くなりすぎると、けいれんや意識障害が起こることもあります。高齢者、肝障害、腎障害がある人などは注意が必要で、定期的な血液検査を受けることが必要です。
これはうつ病の場合に有効な精神療法の一種です。
うつ病になりやすい人は、元来独特の思い込みをもっている人がけっこういます。たとえば、「仕事でミスがあってはいけない」「自分のことは他人はわかってくれない」「ミスをすると人からきらわれてしまう」などといったことで、こころの法則(スキーマ)と呼ばれます。
うつの状態になると、スキーマを基盤として悲観的な思考が生まれますが、そのような思考が悲観的な気分を生み、悲観的気分が悲観的思考を生み出すという悪循環を生じます。たとえば、「元気がなくなって家族が疎遠になった」という思考が抑うつ気分を生み出し、それがさらに「自分なんかどうなってもいいんだ、生きていてもしかたがない」といった思考につながるといった具合です。
認知療法では、コントロールできない抑うつ気分には手をつけず、制御可能な悲観的思考を対象にします。そのような思考が出てきたときに、それとは違う考えがないかと発想するよう励まします。たとえば「みんなが疎遠に見えるのは、自分をそっとしておいてくれるのだ」といったようにです。そしてそのような対立する考えが出てきたときに、気分がどのように改善するかを評価します。そのような手続きを通して、しだいに気分の改善をはかり思考様式を変えていこうというのです。
このような治療は、うつ病相のまっ最中にはなかなか進展しにくいのですが、回復期や回復後には効果を発揮し、行動パターンを変えたり再発予防につながるのです。
電気ショック療法とも呼ばれます。100ボルトの電流を数秒間頭部に通電し、人工的にけいれんを起こさせて症状を回復させる治療法です。最近は安全性のために、麻酔科医の管理のもとに筋弛緩薬を使った無けいれん療法が普及しつつあります。
うつ病、躁病両方に効果的です。適応は、薬物療法が無効であったり、副作用により薬が使用できなかったり、自殺のおそれが強かったり、早急な改善を本人や家族が希望する場合などです。通常5回程度の施行で効果がみられます。
季節性うつ病の場合に適応されます。3000ルクスの光を、1日2時間程度照射します。
通常は早朝に施行します。数日〜数週で効果がみられますが、照射をやめると症状がぶり返すので、病相が終了するまで続ける必要があります。
難治性のうつ病に適応されます。入院治療でおこなわれ、徹夜ないしはそれに近い状態を数日間続けることで症状の改善をはかります。回復は比較的早期にあらわれます。
うつ病は自殺のおそれが強い病気で、その予防が治療上重要です。自殺が多い時期があって、1つは病気になりはじめの時期、2つ目は回復の時期です。抑うつ気分のもっとも強い時期は活動力も非常に低下するので、自殺をする元気もない状態なのです。
自殺の予防には、まず危険性がどのくらい強いかを予測する必要があります。といってもその程度をはかる尺度はないので、本人のうったえの深刻さ、過去に未遂があったかどうか、家族のなかに自殺者や未遂者があったかどうか、生活の孤独さなどをもとに総合判断します。おそれが強いときは、積極的に話題として取り上げ本人と話し合うこと、まわりは真剣に心配していると伝えること、自殺をしない約束をすること、家族が目を離さないこと、入院を積極的にすすめることなどが重要です。また薬・農薬・刃物などの自殺手段から遠ざけることも大切です。
気分障害は通院治療で軽快させることができる病気ですが、なかには入院治療を要する場合もあります。それらを列挙すると、自殺のおそれがある、家庭ではゆっくりと休養をとれない、家族が病人を励まして追い込んでしまう、躁病相にあって社会的な逸脱行動が制御できない、薬物療法の管理を厳重にする必要がある(高齢者の場合など)、などです。
テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
気分障害(躁うつ病)
| ◆ | 気分障害(躁うつ病) |
この病気は、かつて躁うつ病と呼ばれていました。気分がうつと躁の間を循環しやすいことからつけられた名称です。躁うつ病は三大精神病の1つとして理解され、また内因性精神病として統合失調症(精神分裂病)と並び称されていました。ところが、精神機能全般が障害されるというよりも、おもに感情や気分が障害されるのであり、精神病とするにはあたらないという議論が出てきました。それにしたがって、名称も変わり、アメリカでは感情病、国際分類では気分障害となりました。
実際、軽い気分障害の場合は医療の手にかかることがなかったり、一般診療科で治療を受けることが多いこともわかってきました。それとともに気分障害の1つであるうつ病に対する一般の理解も進み、多くの人が気軽に治療を受けるようになってきました。このように軽症なものもありますが、なかには精神病と呼べる重症な場合もあり、気分障害は広い概念で理解される必要があります。
精神機能のなかで感情が、独特なしかたで障害される病気です。統合失調症(精神分裂病)と同様に、神経シナプスにおける伝達の異常が症状と関係すると考えられています。気分障害には、うつだけをくり返す単極型うつ病(アメリカでは大うつ病。わが国では単にうつ病と呼ばれることが多い)と、うつ病と躁病の両方が出てくる双極型気分障害(同じく双極性障害)があり、前者は後者の3〜4倍多くみられます。発病は10代以降で、20代と中年期の2つの山があります。
罹病危険率(一生の間に発病する確率)は、うつ病(単極型うつ病)の場合女性で約20%、男性でその半分程度です。双極型気分障害の場合は一桁少ない数値です。受診科は精神科のみではありません。総合病院内科の6%程度が気分障害をもった患者という報告もあります。アメリカでは、よく出会う10の疾患の1つに数えられているくらいです。
→高齢者の病気>老年期うつ病
| 原 因 |
病気になりやすい素因と環境がからみあって発病すると考えられています。
素因には遺伝的な要因も関係しています。単極型うつ病の場合、家族内の発生の割合は統合失調症(精神分裂病)とほぼ同様で、第一度親族の発病率は10〜20%程度です。双極型気分障害では、これよりもやや高い発病率です。いずれにしても遺伝病ではありません。
脳の中の神経伝達機構に問題があると考えられています。セロトニンやノルアドレナリンなどモノアミン系の神経伝達物質のはたらきの低下が考えられています。
環境面では、病気になりやすい性格をもっている人がストレスにであって発病すると考えられます。その性格は、几帳面、責任感が強い、徹底性、良心的などが特徴です。執着気質といいます。
ストレスとしては、男性の場合は職場に関すること(昇進、転勤など)、女性の場合は家庭や家族に関すること(引っ越し、子どもとの別離など)が多いようです。張り切って生活したり、喪失の体験をしたりといったことが発病につながる傾向があります。
| 症 状 |
感情面の症状
さびしい、落ち込む、絶望的だ、なんの希望もない、本来楽しいはずなのにそんな気分になれない、などいろいろな感じかたがあります。これらの感情が一時的なものではなく、長期間(少なくとも2週間以上)続くのが特徴です。
時に将来への希望がなくなり自殺の考えが浮かんだり実行に移したりすることがあります。うつ病は自殺の危険が高い病気です。
思考面の症状
考えが進まない、集中できない、決断力が落ちた、頭がぼけてしまったなどと感じます(思考抑制といいます)。頭のなかが赤信号だらけになったという表現をしたケースがありましたが、まさにそのような感じになります。自分はだめな人間だ、なにをやってもだめだ、と感じたり、後悔や取り越し苦労にさいなまれるようになったりします。
さらに、自分はわるいことをしたので罰を受けなければならないと信じ込んだり(罪業妄想)、将来貧乏になるに違いないと信じ込んだりする(貧困妄想)という特徴があります。
行動面の症状
元気がない、なにもやる気がしない、家事ができない、仕事ができない、趣味への関心もなくなった、などという状態になります(活動性の低下といいます)。また話のテンポが遅く、声も低くて小さくなります。
身体面の症状
睡眠が障害され、早朝覚醒、中途覚醒、熟眠感のなさを経験します。食欲も低下し体重の減少もしばしばです。いっぽうこれらとは逆に、昼間も眠気が強くて寝すぎたり、食欲がありすぎたりすることもあります。このような症状は、日照時間が短い冬期にうつ病をくり返す季節性うつ病で特に顕著にみられます。
体調がわるく、頭痛、肩こり、胸部や腹部の不快感などもよくみられます。またすこしの運動で疲労を感じて、すぐに休みたくなったりします。一般に性欲も低下します。
感情面の症状
快活だ、壮快な感じだ、元気だ、気持ちは晴れわたっている、なんの問題もない、といった気分が基調です。不快な感じはなく、健康感に満ちていると感じるのですが、なかにはいらいらする、むしゃくしゃするといった不快感を自覚することもあります(高揚気分といいます)。
周囲からは怒りっぽいと見えることもあります。このような感情が一時的なものではなく、長期間(少なくとも2週間以上)続くのが特徴です。
思考面の症状
頭のめぐりがよい、いい考えが次々と出てくる、すぐに決断できる、といった自覚があります。また自分は偉い人間だ、なんでもできる、自分に反対するのはばかな人間だと思うようにもなります。さらに、自分は神様だ、英雄だ、といった誇大妄想をもつこともあります。
行動面の症状
行動的になり抑制が欠如します。買い物や投資をしたり、賭け事や遊興に走ったりします。その結果、多額の浪費をしたり借金をしたりしますが、あまり悩まず、すぐに取り返せるという気分でいることが通常です。
飲酒が激しくなる、飲酒運転をしても気にしない、といった気分が大きくなる状態になりがちです。
話のテンポが速くなり、声が大きく高くなります。話が脱線しがちにもなります(活動性の亢進といいます)。自覚的にはスピード感があって、他人の行動や会話が遅くてしかたがないと感じがちです。
身体面の症状
本人の自覚はあまりないのですが、睡眠時間が短くなったり、食欲や性欲が亢進します。体重は減少するのが通常ですが、これは活動が非常に亢進するためです。
| 経 過 |
病気が出現する時期を病相といいます。期間としては、うつ病で3〜6カ月程度、躁病で1〜4カ月程度です。この間は治療により病状は軽くできますが、病相の途中で治療を中止すると再発する傾向があります。また病相が非常に長く続く場合があります。その場合は難治性の気分障害と呼ばれ、全体の10〜20%程度あると見積もられています。
うつ病、躁病ともに再発しやすく、その防止が重要です。再発率は単極型うつ病で50%、双極型気分障害で70%という数字もあります。実際にどれくらい再発するのかはよくわかっておらず、生涯に1回の病気で終わってしまう人もけっこう多いだろうとも思われています。
病相が頻回にくり返し、1年の間に4回以上みられる場合があります。このような場合はラピッドサイクラーと呼ばれます。
| 治 療 |
治療の目標は、第1に病相からの回復で、第2に再発の予防です。症状が軽い場合は薬物療法のみでよいのですが、症状がある程度強かったり、再発がみられたりした場合には薬物療法に加えて心理社会的な治療を加味することが必要になります。
また、うつ病の場合は自殺の防止、躁病の場合は社会的な逸脱行動の防止が重要で、入院の適否も含めて治療の形態を考慮することが重要になります。
気分障害は脳内の神経伝達物質のはたらきが障害されている疾患です。そのことがまず病人当人や家族に理解されることが第1に重要です。特にうつ病はしばしば病気と認識されず、「気持ちが怠けているから」とか「性格がわるいから」といった点に問題が帰着されてしまいがちです。そのために、家族や周囲の人は「がんばって」とか「気をしっかりもって」と励まし、本人の気持ちを追い込んでしまうことがしばしばあります。病気は気持ちの問題からきているのではないという認識をもつところから治療はスタートします。
この点がクリアできれば、休養と服薬の必要性が理解できるようになります。病状に応じて休んだり仕事を軽くしたりといった点に考慮が払われる必要が出てきます。
また症状が服薬によって緩和されることへの理解も大切です。その際、薬の効いてくるタイミングや副作用についての理解が欠かせません。
以上のような一般的な理解のうえに以下に述べるような治療がはじめて成立します。
種類と効果
抗うつ薬には、三環系抗うつ薬・四環系抗うつ薬・選択的セロトニン再取り込み阻害薬などがあります。いずれも、うつ病の症状の抑うつ気分や活動性低下を改善し、不眠・食欲低下などの身体症状にも効果があります。
これらの薬は脳内のシナプス間隙に作用し、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の再取り込みを阻止して間隙におけるこれらの物質の濃度を高めて神経伝達の効率を上げるように作用します。
効果は、早い場合は数日、遅くて数週間であらわれます。1〜2カ月服用しても十分な効果が得られない場合は、ほかの抗うつ薬に変更したり、抗不安薬・気分調整薬・抗精神病薬を付加したりします。
使用期間のめやすは、改善がみられてから1〜2カ月間は同じ量で維持し、以後すこしずつ減量します。抗うつ薬には、以上の病相期の治療とともに、うつ状態の再発を防止する効果もあり、場合によっては、長期にわたって抗うつ薬を使用することもあります。
副作用とその対策
眠かったりだるかったりする、口がかわく、便秘がちになる、尿が出にくい、目がかすむ、立ちくらみがするといった神経系の副作用が出ることがあります。また心伝導系への影響がみられたり、けいれんを誘発したりする場合もあります。副作用症状のなかには、しばらく服薬しているうちに慣れてしまうような場合もあります。
対策としては薬の量を減らす、他薬に変更する、対症療法的に薬物を追加するといったことがあります。症状の軽重にかかわらず医師に報告することが大切です。
種類と効果
炭酸リチウム、バルプロ酸ナトリウム、カルバマゼピンなどがあります。これらは、躁病相の症状である高揚気分や活動性の亢進を抑えます。抑えるといっても急激な鎮静効果ではないので、自覚的には自然におさまってきたという感じで改善します。
効果は数日から数週間であらわれます。十分な効果が得られない場合は、ほかの気分調整薬への変更、抗精神病薬の追加などが試みられます。
使用期間は躁状態がおさまる数カ月をめやすとし、以後再発予防のために継続するかどうかを検討することになります。再発予防の場合は、使用期間は特に限定されません。
気分調整薬は、血中の濃度を測定しながら使用します。濃度が有効な範囲にあれば効果が発揮されますが、それより低いと効果が薄く、また高いと中毒症状が出やすくなるためです。
副作用とその対策
眠気、だるさ、からだのふらつき、手のふるえ、下痢などの症状がみられることがあります。また血中濃度が高くなりすぎると、けいれんや意識障害が起こることもあります。高齢者、肝障害、腎障害がある人などは注意が必要で、定期的な血液検査を受けることが必要です。
これはうつ病の場合に有効な精神療法の一種です。
うつ病になりやすい人は、元来独特の思い込みをもっている人がけっこういます。たとえば、「仕事でミスがあってはいけない」「自分のことは他人はわかってくれない」「ミスをすると人からきらわれてしまう」などといったことで、こころの法則(スキーマ)と呼ばれます。
うつの状態になると、スキーマを基盤として悲観的な思考が生まれますが、そのような思考が悲観的な気分を生み、悲観的気分が悲観的思考を生み出すという悪循環を生じます。たとえば、「元気がなくなって家族が疎遠になった」という思考が抑うつ気分を生み出し、それがさらに「自分なんかどうなってもいいんだ、生きていてもしかたがない」といった思考につながるといった具合です。
認知療法では、コントロールできない抑うつ気分には手をつけず、制御可能な悲観的思考を対象にします。そのような思考が出てきたときに、それとは違う考えがないかと発想するよう励まします。たとえば「みんなが疎遠に見えるのは、自分をそっとしておいてくれるのだ」といったようにです。そしてそのような対立する考えが出てきたときに、気分がどのように改善するかを評価します。そのような手続きを通して、しだいに気分の改善をはかり思考様式を変えていこうというのです。
このような治療は、うつ病相のまっ最中にはなかなか進展しにくいのですが、回復期や回復後には効果を発揮し、行動パターンを変えたり再発予防につながるのです。
電気ショック療法とも呼ばれます。100ボルトの電流を数秒間頭部に通電し、人工的にけいれんを起こさせて症状を回復させる治療法です。最近は安全性のために、麻酔科医の管理のもとに筋弛緩薬を使った無けいれん療法が普及しつつあります。
うつ病、躁病両方に効果的です。適応は、薬物療法が無効であったり、副作用により薬が使用できなかったり、自殺のおそれが強かったり、早急な改善を本人や家族が希望する場合などです。通常5回程度の施行で効果がみられます。
季節性うつ病の場合に適応されます。3000ルクスの光を、1日2時間程度照射します。
通常は早朝に施行します。数日〜数週で効果がみられますが、照射をやめると症状がぶり返すので、病相が終了するまで続ける必要があります。
難治性のうつ病に適応されます。入院治療でおこなわれ、徹夜ないしはそれに近い状態を数日間続けることで症状の改善をはかります。回復は比較的早期にあらわれます。
うつ病は自殺のおそれが強い病気で、その予防が治療上重要です。自殺が多い時期があって、1つは病気になりはじめの時期、2つ目は回復の時期です。抑うつ気分のもっとも強い時期は活動力も非常に低下するので、自殺をする元気もない状態なのです。
自殺の予防には、まず危険性がどのくらい強いかを予測する必要があります。といってもその程度をはかる尺度はないので、本人のうったえの深刻さ、過去に未遂があったかどうか、家族のなかに自殺者や未遂者があったかどうか、生活の孤独さなどをもとに総合判断します。おそれが強いときは、積極的に話題として取り上げ本人と話し合うこと、まわりは真剣に心配していると伝えること、自殺をしない約束をすること、家族が目を離さないこと、入院を積極的にすすめることなどが重要です。また薬・農薬・刃物などの自殺手段から遠ざけることも大切です。
気分障害は通院治療で軽快させることができる病気ですが、なかには入院治療を要する場合もあります。それらを列挙すると、自殺のおそれがある、家庭ではゆっくりと休養をとれない、家族が病人を励まして追い込んでしまう、躁病相にあって社会的な逸脱行動が制御できない、薬物療法の管理を厳重にする必要がある(高齢者の場合など)、などです。
テーマ : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス - ジャンル : 心と身体
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